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えふえふのぺえじ。FF小説投稿紹介部>FF11>FF11外伝第四話
第四話

第四話
次の日の朝早く、私たち3人はバストゥークへ向かう為
身支度をととのえ始めていた。
村の人達から、二日分の食料を分けてもらい
個々にサックへと詰め込んでいく。
「さて、準備はいいかしら?」
私の合図に二人ともこくりと頷いた。
チョコボがいない為、徒歩になる。
おそらく早くて一日半はかかるだろう。
無論何もなければの話だが・・・・・
私たちは高原を抜けるため歩き出した。
まあモンスターどもに囲まれても三人もいれば問題ないだろう。
ここいら辺りなら私一人でもやっていけるのだから・・・・・
半日歩いたところで2体のクゥダフに遭遇した。
1体は戦士系もう1体は魔道師系か・・・・
「私はあっち相手にするから片方お願い。」
私は魔道師系のクゥダフを指差す」
「はい、じゃあ戦士系は私たちが相手します。」
戦闘開始である。
私は両手で印を結び相手が唱えるよりも一足早く魔法を放つ。
「静寂」
サイレス・・・・相手の魔力を封じる黒魔術。
魔法は相手にすると厄介なのだ、なので先に封印しておくのがベスト。
戦士系クゥダフにロッドが走りよる。
そして目の前でロッドの姿が消えた・・・・
なに?どういうことなの?
「へへーん。」
クゥダフの後で相手が手にしていた剣を持っている。
・・・・・凄い・・ぜんぜん見えなかった。
ロッドは一瞬で相手の武器を奪っていたのだ。
「はっ。」
そしてショーテルは相手の懐に素早く入り、相手の顎をめがけ蹴りを突き上げる。
空中へ飛ばされるクゥダフ・・・・・
「そらよ、返すぜ。」
そういうと先ほど奪った剣を飛ばされているクゥダフめがけ投げつけた。
ダシュッ
剣は背中に突き刺さり貫通、腹にまで達している。串刺しという奴だ。
どさりと音を立て地面に這い蹲るクゥダフ。
もう、絶命しているだろう。
凄い、これが連携なのか。・・・・
気をとり直し私もそろそろ行動にでる。
右手に集中させ魔法を放つ。
「束縛。」
バインド・・・黒魔法系弱体魔法
相手に精神をコントロールし動けなくしてしまう魔法。
そして距離をおいて術の詠唱をする。
「木々を揺らす風の精霊よ、我が剣となりて、刃と成せ。」
エアロ・・・・黒魔法系精霊術。
一定の範囲に強烈な疾風を巻き起こし真空の刃を発生させる魔法だ。
クゥダフにそれが襲い掛かる。
そしてバラバラに刻み始めていった。
「ひゅ〜やっぱ魔法は凄いや。」
ロッドが私のお尻をポンポンたたきながら・・・・・
「こらこら、触るのやめなさいって。」
ごうん。
ショーテルの拳骨がロッドに炸裂する。
「いい加減にしなさい。ろっど。」
・・・・今ので死んでないのだろうか・・・すんごい音したけど?
「あーぅぅー。」
頭を抑えて唸っているロッド、あ、生きてた。
「にしても凄いわよね。貴方たち。」
私はロッドの頭に出来たどでかいタンコブを眺めつつひと言。
「もう三年の付き合いですから。即席のパーティーとはちがいますよ。」
照れながらショーテルは語る。
「それにロッドの早業すごいよねぇ。」
あたしの言葉に反応したのかロッドは立ち上がり、
「これのことかな。」
私の目の前で消えた・・・・・
はっもしかして・・・・やっぱり無い腰につけた剣が鞘ごと・・・・
「へー凄い剣だなぁー。かっこいー。」
ロッド自分の背丈よりもながいであろう、私から奪った剣をするりと抜き眺めている。
「わわっ重い。」
バランスを崩しロッドはすっころんだ。
剣先が若干赤に染まる・・・・
「わっちゃっちゃっちゃぁー」
えっ
彼のお尻に火が付いている。
私は慌てて魔法を唱える。
ウォーター・・・黒魔法系精霊術・・・
水の刃を形成し敵を切り刻む魔法・・・・
それの魔法力を最小限にまで絞込み只の水を形成させロッドめがけてなげつけた。
「あーたすかった・・・けどもっとスマートなほうほうなかったの?」
びしょ濡れのロッドは恨めしい目でこっちを見る。
「私のキュートでプリティなお尻を触ったお返しだよ。」
そういって彼の鼻をピンと弾く。
しかし・・・・何故炎がでたのか?
あれだけ試しても全然出なかったのに・・・・
もしかすると・・・・・
私は剣を拾い一太刀振ってみた。
剣が真っ赤に染まり炎が舞う。
やっぱりそういうことだったのか。
セイバーが言っていたコツってこういうことなのか・・・・・・
私は剣を鞘に収め、腰に取り付ける
「さあいきましょう。」
私たちはこの場所を立ち去りバストゥークへと又歩き出したのだった。
私は深呼吸して、剣を構えていた。
もうじき商業区に到着するのだが、
その前に、試したいことがあったのだ。
万が一のことを考えて、ショーテルとロッドに、
後方で待機してもらっていた。
相手はクゥダフ2体・・・・・・
どちらも戦士系である。
私は素早く、懐に入り鋭い一撃を放つ
が・・・手ごたえが妙に悪い・・・・
「あれ、なんかへんだな?」
あっ、そうか武器を買いかえてたんだった。
慌てて、攻撃を盾でかわしつつ、距離をとる。
そして剣を前に差し出し相手との間合いを計った。
「よっしこれくらいだな。」
肩の力を抜き、剣をゆったりと構えなおす。
すり足で近寄り、相手が私の距離に入るのを待つ。
耐え切れなくなったのか、一体のクゥダフがこっち迫ってきた。
私は、相手の喉下にめがけ、腰を回転させ素早く太刀を放つ
剣は真っ赤に染まり炎の刃が相手の首に襲い掛かる。
喉を焼き切られた一体はどさりとうつぶせになって倒れた。
私は左手に持っていた盾を手首にスライドさせて固定、
今度は剣を、両手持に持ち替えて上段で構えもう一体に備える。
「はぁぁ」
呼吸を整え、前に一歩踏み込みそのまま切り下ろす。
そのまま右手に持ち替え左から右へ水平に剣を振る。
クゥダフの胴体に十字の焼き傷が出来る。
炎の十字切りといったところか・・・
そのまま軽くどかっと蹴りを入れると、
クゥダフはそのまま仰向けに倒れてしまった。
そして鞘に剣を収めて、後を振り向き、
二人にガッツポーズをしてみせる。
「凄い、すごーぃ。」
それを見てか、ショーテルは飛び跳ねて感激している。
指笛鳴らしているをロッド、もうやんややんやの大騒ぎである。
そこまで感動されると、こっちも照れてしまうんだけど・・・・
私はあたまをコリコリと掻きつつ、二人にハイタッチをする。
セイバーが言っていたコツ・・・・・
それは、単純な物だった。
剣先に集中し力まない事・・・・
要は、腕力だけで剣を振らないことなのだ。
全ての力を剣先に注ぎ遠心力がある限界に達すると、
初めてフレイムソードの持っている魔力が発動する。
まぁ、腕力だけでも発動しないわけでもないのだが・・・・・
女である私には全体重をのせないと発動は無理みたいだ。
取りあえず買って損は無かったというだけ有り難かった。
取りあえずこの場所で数時間ほど鍛錬することに
二人も賛成した。
個々に練習する三人。
ショーテルは拳法の型を取り始める。
ロッドは短剣を持ちシャドーをはじめた。
そして私は何度も素振りをする。
一太刀一太刀炎がまい踊る・・・・・
私はフレームソードの扱いを完全に習得出来た。
商業区へ帰ってきた私たちは、私の提案で、
私のモーグリハウスで待機することにした。
別に個々で待機してもいいのだが、こういうときは
固まって行動していた方が都合が良い。
と言うのは建前で・・・・・・うふふ。
二人を中に入れると私は気づかれないように鍵をかける。
「お客さんだクポ?」
モーグリはパタパタと私に近づいてきた。
「うんそうだよ。」
私は、お茶を入れてくれるよう、モーグリに頼む。
そして二人をリビングに招待した。
「ちょっと二人ともそこで立ってて頂戴。」
二人はきょとんとするが、その場で立ってくれた。
「何をはじめるんですか?」
ショーテルのひと言と同時に私は呪文を唱え始める。
そしてそれをロッドに向けて放った。
光が彼を包むそして・・・・・
「あ〜れ〜え〜?」
ロッドの動きがスローモーになった。
まるでナマケモノがごとく動作がのろい・・・・
私とショーテルはそのしぐさを見て数分笑い転げた。
弱体魔法スロー・・・・相手の精神をコントロールし脳の伝達信号を一時的に遅くする魔法である。
おそらく当の本人も気が付いてないだろう。
彼にかかっていた術を解き。
「んじゃ次は〜。」
私はショーテルをチラッと目線を送る。
「ひっ痛いのはやですよぉ。」
逃げようとする彼女にもうひとつ覚えた魔法をかけた。
「あれ?何ともないんですけど?」
キラキラ輝いている自分の体をキョロキョロ見回すショーテル。
「ちょっと失礼して。」
私はそういうと彼女の体に手を触れてみた。
「うんうん大成功。」
私はにっこりした顔で、
不思議そうな顔をしているショーテルに自分の体に触れてみろと私はいう。
「あれ?何か鎧を着てる感じですぅ。」
それを聞いたロッドは彼女に触れてみる。
「ほんとだ。なんか硬いよ?」
ロッドも少し驚いている。
「プロテスですねこれ。」
ショーテルは私にそういった。
白魔法系強化魔法・・・
全身を魔法の壁で包み込み物理的な衝撃を和らげる効果はある。
さてと、リビングにおいてあるラックから数冊の魔法書を取り出し
テーブルにどさりと置く私。
「実験台宜しく。」
ニヤリと笑うその姿を見たのか、二人は慌てて外へ逃げ出そうとするのだが・・・・・
さっき部屋の鍵かけちゃったもんねぇ・・・・
鍵は私じゃないと開けられないように魔法かかってるしぃ・・・・
滅多にないしね、人体での魔法訓練するの。
「観念しなさいな。」
私は両手をわきわきさせながら二人にじりじりと近づいていく。
二人は抱き合ってガタガタと震えている。
「大丈夫、死にはしないから。」
私は又ニヤリと笑う。
「おっお助けぇ〜。」
小一時間が過ぎ、私たち三人はうつ伏せになって
ぶっ倒れていた。
「うぅ、もっもう駄目。」
皆が同じ言葉を吐く。
魔法の連発・唱える側と受ける側。
どちらにしても、もう精神力が限界だった。
いつもなら、モーグリが相手をしてくれている。いやいやだが・・・・
テーブルには、モーグリが用意してくれた、お茶とお菓子が置いてあるのだが
もうそれに手を出す気力が残っていなかった。
「モーグリ、例の奴持ってきて〜。」
私はうつ伏せのまま弱弱しく、モーグリに液体入りの小瓶を三つ持ってこさせた。
それを手にする3人・・・・・
「ささ、ぐいっとあけちゃってくださいな。」
私は一本のそれを一気に飲み干した。
足の先から、頭のてっぺんまで爽快感が押寄せる。
まるで、頭から悪いガスが抜けていく感じ・・・・
これが、原液のエーテルの効果である。
二人もそれを飲み・・・・
「ぷは〜生き返った〜。」
ごろりと、仰向けに転がるロッド。
「死ぬかとおもいましたよぅ。」
起き上がりざまに、私を恨めしげに見つめているショーテル。
「まっまぁいいじゃない。おかげで魔法も大分習得できたし。」
私は焦りながら、お茶を勧める。
紅茶をすする私たち。そしてケーキをぱくついていた矢先にリンクシェルから
セイバーの声がした。
何でも、情報用のスクリーンを見ろという。
仕方なくスクリーンを見ることにする私たち。
雷のクリスタルを媒体にし、各国の情報を映像化して映し出す今で言うテレビといったところか。
取りあえずセイバーに指示でジュノの情報を見ることにする私たち・・・・・
「記者会見ですかね?」
ショーテルはスクリーンにかぶりついて見入っている。
「えっぇぇぇ〜。」
ショーテルは馬鹿でかく声を上げ、私を手招きする。
何事なのか?取りあえずスクリーンの前に座る私・・・
「なっなにこれぇ〜。」
私は唖然として紅茶カップを落っことす
会見に移ってるのは紛れもないジュノ大公。
そしてその内容とは・・・・・・・
ジュノを救った英雄の娘が生きていた。という内容だったのだ。
やっぱり、騙されていたのか・・・・・
私は死んだことにされていた。
そして、村の住人もそれぞれの国に移籍したという・・・・んな馬鹿な・・・・
「これはもうジュノに良くしかないですね。」
ショーテルは私の落としたカップを片付けながらそう言った。
ジュノには飛空艇で行くのだが・・・・・
生憎、パスポートを取ってない。
どうしようかと悩んでる時にまたリンクシェルが反応する。
「ジュノの大使が君に会いたいそうだよ。迎えをよこすらしい。」
セイバーのひと言に私は何時なのか聞きだす。
三日後にこちらに迎えが来るらしい。
これならジュノにいける・・・・・
「そう、わかった。ひとつ質問いいかな。」
私はセイバーに、ジュノで何をやらかしたのか聞きだす。
どうやら彼は大使に例の報告書を見せたらしい。
その報告書を見たとたん大使の顔が青ざめたというのだ。
取りあえず真相に一歩近づいたのは確かだ。
「三日間まがあくなぁ〜。」
私はちょこんと座っている二人に目線を送る。
「んじゃ三日間、お相手よろしくね。」
二人の顔が青ざめていく。
「えぇ〜。」
二人は又抱き合って震えだした。
「お願いゆるしてぇ〜。」
三日後私たちはジュノに向かう為、バストゥークの港区にある、
飛空挺のポートにやって来た。
飛空挺は一時間おきにやって来るのだが、次の便がそろそろ到着する。
次の便は緊急便ということで出航口には誰もいなかった。
おそらくこれにジュノの使いの人が乗っているはずである。
そうこうしているうちに、港区にサイレンが鳴り響く。
飛空挺が着水するため橋があがる合図だ。
慌てて橋を数人が渡りきりガードが橋を封鎖している。
数分後ポートに到着し中から数人の乗客が降りてくる。
その中の一人のヒュームの男性が、私たちの目の前で立ち止まり
「お待たせいたしました、ジュノの使いの者です。」
深々とお辞儀する使いの人。
「お世話になります。」
私はぺこりと頭を下げ、挨拶を交わした。
「それでは参りましょう。」
私たちは彼の後について飛空挺に乗り込んだ。
飛空挺・・・・・
このヴァナ・ディールには
徒歩・チョコボ・船・飛空挺と数種類の魔法が
交通手段として用いられている。
とくに飛空挺は特殊で水上と空二つのルートで乗客を運ぶことが出来る。
まぁ殆どが、空のルートを取るのだが・・・・
取りあえず私は甲板に上がってみることにする。
まぁ見た感じ数個のでっかいプロペラが付いてるだけで
そこいらの船と外観はかわらない。
何回か飛んでいるところを見たことはあるのだが
乗ったことは一度もなかった。
どんな感じなのか少し興奮はするのだが・・・
「そろそろ出航いたしますので、船内に戻られてください。」
乗務員さんに連れられ、私は一旦船内に戻ることにした。
「では出航いたします。気分が悪くなられた方は私までご連絡ください。」
乗務員さんの言葉とともに例のサイレンが鳴り響く。
橋が跳ね上がる。飛空挺が水上を走り始めた。
数分後、体に少し負担がかかり始める。何か重い物がのしかかったみたいに・・・・
そしてそれはすぐにおさまった。
「もう飛んでるんですか?」
私は使いの人に聞いてみた。
「ええ、飛んでますよ。ジュノまでは二時間で到着します。」
二時間?そんなに早くつくのか・・・・・
チョコボつかっても二日はかかると思うけど・・・・・
「あの〜上あがってみてもいいですか?」
私は船内の天井を指差しながら使いの人に聞く・・・
「甲板は危険ですので、機長室に案内いたしましょうか?外の景色が見れますよ。」
私は機長室に案内してもらうことにする。
「二人は行かないの?」
ショーテルとロッドに一緒に行かないかと尋ねたのだが・・・・
「そんな気力ありません。」
ぷぅとほっぺを膨らましむくれている、ショーテル。
「あんだけ魔法唱えまくって平気なのネーちゃんくらいだよ。」
とロッドは力なく私に言い返す。
「化け物。」
二人はボソッと同じ事を言う。
むかっ
「静寂」
私は二人にサイレスをかける。
「むがむがむがむ〜」
まともに口が聞けなくなる二人。
「ひと言多い。」
私は二人にそう言い放ち、機長室へ言ってくると伝える。
むがむが言ってる二人を後に機長室へ案内してもらうことにした。
そこには機長と副機長が船の操縦を任されていた。
周りはガラス張りで外の景色が見渡せる・・・・・・
山の上を通り過ぎようとしている・・・・
人やモンスターが蟻のように小さい・・・・
本当に飛んでるんだ・・・・・・
「すご〜い。」
私の声に副機長が振り向き、
「君が、英雄の娘さんかい?」
私はぺこりとお辞儀をして
「お世話になります」
と軽く挨拶をする。
すると副機長さんは私を見つめながら・・・
「ジュノは人が多いからビックリするよ。」
とひと言・・・・
ジュノ・・・・・
カムラナート大公が納めるかなり大きい国。
各国への交通ルートの中心になっているので、冒険者の数が
半端ではないそうだ。
そしてその国の中にあるル・ルデの庭に大公の館があるらしい。
「あんた可愛いからナンパされんように気をつけなさいよ。」
そういうと副機長さんは席へ座られた。
「もうすぐジュノに到着するから船内に戻りたまえ。」
機長さんは私ににこやかに話しかける。
私は又深々とお辞儀をし船内に戻ることにした。
いよいよ真相に一歩踏み出した。
この先一体何があるのか分からないが、やれることはやろう。
私は船内に戻り、到着に備えることにした。

第五章

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