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えふえふのぺえじ。FF小説投稿紹介部>FF11>FF11外伝第二話
第二話

第2話 真実の欠片

「レイピア、起きるクポ〜」

う〜ん五月蝿いもう少し寝かせて・・・・頭痛いし・・・

「今日はジュノからお客さん来るんだクポ?」

あ〜そういやそうだった。昨日ショーテルとロッドから競売場に来いって・・・・

がばっ、あわててベッドから起き上がる。

そうだ、親父の真相が分かるかもしれない。

「頭われそ〜」

昨日は流石に飲みすぎた、完璧に二日酔いである。

「ごめんモーグリお水頂戴」

パタパタと羽をはばたかせ宙をとびキッチンへ向かう奇妙な動物

子豚を直立させ羽が生えた姿をしたモーグリ、一応モンスターの類になる。

人語を理解し、冒険者の面倒を見てくれるお手伝いさんといったところか・・・

冒険者は、モーグリハウスと呼ばれる部屋で寝泊りをする。

部屋がアイテムの倉庫にもなっており、その番人もしてくれている。

「お待たせクポ〜」

モーグリからコップ一杯の水を受け取り、一気に飲み干しテーブルへ置いた。

「そうだポストどうなってるかな」

モーグリにポストの中身を確認してもらう事にする。

「了解だクポ」

モーグリはびしっと、私に敬礼しポストの中身を調べ始める。

私は空になったコップを片付ける為キッチンへ向かう。

「昨日は大活躍だったクポね」

リビングからモーグリの声がする

「あ〜そう言えば謝礼もらったっけ」

コップを洗いながら受け答えする私

いくら入ってるんだろうか2-3万ギル位が妥当だろう。

「レイピア〜大変だクポ〜」

モーグリはキッチンへすっ飛んできた。

「なによ?どうしたのよぉ?」

血相を変えている何が起こったのか・・・

「かっかっか」

モーグリはあわててるせいか舌がまわってない・・

「完売だクポ〜」

何?完売だぁひょっとして・・・

「昨日と一昨日出品したやつが?」

コクコク頷くモーグリ

私は慌ててポストへ向かう

ポストのリストを確認するが確かに出品した物が全てリスト上から消えている。

魔法のポスト・・・一般家庭にもある私たちが俗に言う倉庫である。

中に物を入れるとある空間に物体を保管してくれる便利な物。

さらに競売場で得たお金や品物も届くのだ。

「モーグリお願い」

私はモーグリに金額を調べさせる。

冒険者用ポストはモーグリの魔力にしか反応しないように設定されている。

いわゆる鍵なのだ。

「で?どう、いくら来てるの?」

少し興奮気味にモーグリをそそのかす。

出品物が即効で売れることはしばしばある、が完売は稀にしかないのだ。

競売場のシステムは一番安い値段で出品した物から先に落とされる。

簡単に言うと1ギルで出品すれば真っ先に落とされるということ。

私の読みががあたった。最近落とされずに返品が続いて困っていたので、

全て相場の三分の一で出品したのだ。

「5万ギルクポ」

モーグリの言葉に私は小さくガッツポーズをとる。

ほぼ相場で全て売れている。

「おろすクポ〜」

モーグリはそう言うと、ポストから紙幣をとりだした。

普通に暮らしていると一日辺り1000ギルで暮らせてしまう。

ワーパーはオイシイ職業なのだ。

「じゃ4万は村に送っていいクポね〜」

送金準備を始めたモーグリを私は止める。

「まだ謝礼が有るじゃない」

「そうだったクポ」

モーグリはそういうとテーブルにおいていた謝礼金の入った封筒を持ってきた。

さてといくら入っているのやら。ちょっと楽しみだね。

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テーブルに向かい合い正座し、唖然としている私とモーグリ。

そして、テーブルに置かれた大金の山

さっき送金されて来た、金額とあわせて・・・・・

「50万ギル・・・・・・」

テーブルに左膝をつき顎を乗せぼそっと小声で・・・・

封筒の中に同封された一通の書類に目を通し

モーグリに視線を送る。

どうやら束縛されたアイダーが第一級指名手配されていたらしい。

謝礼どころか賞金までかかっていたのだ。

こいつはひょっとして久々に・・・・・・

「休暇とれるわこりゃ。」

私のその一言にモーグリが反応する

「のんびり出来るクポね。」

村に40万送金したとして手元に10万も残る。

単純計算で半年も休むことが出来る・・・・

なにしようかなぁー、上手い物たらふく食べて・・・・

しばらくあれこれ妄想してる時に、

「装備買いかえたら良いクポ。」

モーグリは、パタパタこっちにと近寄る。

そうだな、壊れたショルダー直すよりもっと良い装備に買いかえた方がいいか・・

これなら一式買いかえて、新たな魔法も覚える時間もある。

魔法・・・このヴァナ・ディールには何種類かあるが、基本は大きく分けて、

攻撃系の黒・回復補助系の白・そして私のジョブ万能系の赤が、存在する。

赤魔法は特殊で一部の黒・白が扱え、更に赤独自の精霊魔法を武器に宿らせる、

エン系魔法が存在する。

魔法書は魔法屋か、競売場で手に入れることが出来るが、

取得には時間がかかる。

魔法書に書かれている術式を、完全に把握しなければ取得できない。

おそらく一月はかかるかも知れない。

今が丁度うってつけなのだ。

休暇を利用し少し腕を磨くか・・・

「じゃあ競売場にいってくるよ、留守番と送金よろしくね。」

私は大金の中から、1万ギル紙幣を10枚程財布に込めて部屋を出ることにした。

「行ってらっしゃいクポ〜。」

モーグリに見送られ競売場に向かう私。

「おや、レイピアちゃんまた出品かい?」

競売場の出品口から親父さんが顔を出す。

「ちがうよ〜今日は入品に来たんだよ親父さん、大金が手に入ったのよ。」

私は嬉しそうに答える。

「ほぅ、そりゃ良かったな。」

親父さんもにっこり微笑んでくれる。

「んじゃいってきますね。」

親父さんに手を振り、入品場の扉を開け中に入る。

「いらっしゃいませ、こちらをお付けください。」

女性店員からひとつのイヤリングを付けて貰う。

リンクシェル・・・離れた場所でも会話が出来るアイテム・・・

これを付けてやり取りをする事になっている。

入品場の中はかなり広く、そしてショーケースにはずらりと、

アイテムが陳列されている。

私は小走りで魔法書の置かれているコーナーへと向かった。
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魔法書コーナーに着いた私は、早速品定めをする。

エンサンダー・・・黒魔法サンダーを、武器に宿らせる魔法剣術。

これがあれば、戦闘の勝率も格段に上がるはず。

「えぇ〜無いよ一個も。」

ガックリ肩を落としてリンクシェルで、

店員に詳細を聞き更にショックを受ける。

エン系魔法の類は、出品率が非常に低く入手しにくいらしい。

現に3ヶ月も前から出品されて無い・・・・

仕方が無いので手ごろな値段で、短期間で習得できそうな物を落とす事にした。

そして今度は装備品の展示されているコーナーへ移動する私。

ほとんどのワーパーは単独で行動する。

ゆえに回復など多彩さが求められる。

私が赤魔道師をジョブに選んだのは、

村に仕送りする為に、単独で回復でき無駄な出費を抑えたい為だった。

試着室でいろいろな装備を試着し動きやすさを確かめていく。

女の私には重装備は出来ない、軽くて丈夫な物。

そして重要な箇所を防御できる物を選んでいく、

兜系は周りが見渡しにくく、音が聞き取りづらい為、

魔力を増幅させる髪飾りを選ぶ。

その他の装備は、金額と見合わせ適当に選んでいった。

とりあえず装備を落とし、武器を買い換えるか否か悩んでいた。

今私が使っているのはショートソード。

そろそろ少し刃渡りが長いロングソードあたりに買いかえて、

接近戦から、中距離戦に切り替えたいところだ。

私は武器のコーナーで、ショーケースに両手をあててにらめっこ・・・

どうしようか・・・まだ3万ギル程度残している。

「失礼いたします。」

悩んでる私の後ろから男の声がする。

振り向くと、一人の店員さんが一本の剣を抱えていた。

おそらく出品物の陳列に来たのだろう。

「あっどうぞどうぞ。」
私は邪魔にならないように、ショーケースから離れる。

店員さんは、剣と詳細が書かれたラベルをそっと、ショーケース内に収めて

「ごゆっくりご覧ください。」

私に丁寧いにお辞儀をし、ショーケースのガラスを拭き始める。

私は今店員さんが陳列した、剣のラベルに書かれた詳細を読み、

横でガラスを拭いている、店員さんを呼びつける。

「御用でしょうか。」

ガラス拭きを中断し私のほうを向きネクタイをととのえる店員さん。

「このラベルの詳細は本当ですか。」

と私の問いに店員さんは、

「はい、確認済みでございます。」

その言葉を聞き私は、すかさず、

「落とします。相場教えてください。」

店員さんは相場表を調べて、

「1万5千ギルが今の相場ですね。」

にっこり微笑み答える。

「じゃあ2万でお願いします。」

これでたぶん落とせるはずだと思うけどなぁ・・・

店員さんは相場表を閉じにっこり微笑み、

「おめでとうございます。落札でございます。」

よっし落とせた。これで一式そろったな。

「はい、これ」

店員さんに一万ギル紙幣を二枚とリンクシェルを渡す。

「おかえりですか?では落札物はポストに送りましょうか?」

領収書を受け取り、

「ここで着ちゃいますから、送ってもらわなくていいですよ。」

落とした装備と魔法書を店員さんに持ってきてもらい

試着室で全て着替え、お古の装備を店員にわたす。

「これ相場の三分の一で出品してください。」

出品表にサインをして店員にわたす。

「またのご来店お待ちしております」

店員さんに見送られ、競売場の外に出ることにする。

シューテルとロッドは、まだ来ていないようだ。

「8時半か。まだ早かったかな?」

懐中時計に目をやる私。

「ほう、なかなか立派になったね。」

出品場の親父さんに声をかけられる。

「そうかな。でもちょっとまだ慣れてないから動きづらいや。」

そういいながら私は軽く数回飛び跳ねて見せた。

「そう言えば、あんたを探してる人がいたよ。」

親父さんはパイプをふかしながら私に話しかける。

私は、身なりと名前を聞きどこへ行ったのか問いかける。

「たぶん街の外なんじゃないかな。モンスター狩りでもして、暇つぶししてくるとか言ってたからな。」

そういうとパイプをぷかりとふかす親父さん。

「ありがとう親父さん。」

そう一言礼を言い、私は慌てて外へ向かうことにした。
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私は噴水前の階段を駆け下り、商店街を走り抜けていく。

商店街を抜け、商業区の門に到着し、足を止め、

息を整え、深呼吸する。

競売場の親父さんから聞いた男のことで頭が一杯になってくる。

長い金髪のヒュームの青年・全身白ずくめの防具で身を固めている騎士。

身長170前後でスリムな体型。そして名前が・・・・

セイバー・バルック・・・・・・・!

「あ〜なんか頭痛くなってきた。」

これは偶然か?

誰かに騙されてたりして?

とりあえず悩んでいてもしょうがない。

念のため門のガードさんに聞き込みをする。

「確かに外に出られましたね。確か6時ごろでしたかね。」

へっ?6時・・・そんなに朝早くからこっちに来てたの?

「ありがとうございました。」

丁寧にお礼を言い、門を出る私。

外ではちらほら人がいる、取りあえず白い装備をしている、

人を片っ端から探すことにする。

それっぽい人が、座り込んでバザーをしている。

取りあえず、バザーをしている人に近づく。

私に気がついたのかこちらを振り向き、

「やぁ、いらっしゃい。なんか買ってくかい。」

私は手をひらひらと振り振り、

「私、ワーパーだから。」

ワーパーは金を稼ぐのが仕事。

バザーにはほとんど興味ないしね。

彼は私の顔をじぃーと見つめ、

「そっか、じゃ買わないわな。」

彼はそういうと、オープンヘルメットを外し、

手に持っている水筒を口に持っていく。

さらりと風に流される長い金髪・・・・・

「あなたひょっとして、セイバー・バルックさん?」

と私はたずねる。

「そうですけど?なんで俺の名前知ってる?」

セイバーは口を水筒から離し、首を傾げる。

「探してる人到着。」

私は自分の顔をちょいちょいと指差した。

「おおぅ、あんたがレイピアさんかい。」

立ち上がり、パンパンと砂を払いながら、

「ショーテルに聞いてたのと、身なりが違ってたからわからなかったよ。」

へ?あっそうか・・・

「さっき装備一式買いかえたんだった。」

すると、セイバーは私の装備を見始める。

「ふむふむ、ほほぅなるほどねぇ。いい買い物してるねぇ。」

そして、水筒を口に当て一口。

「急所、間接部分に重点を置き、露出した箇所はチェーンメイルでカバー。」

ずばりと言い当てる。

「確かにそれなら動きやすいな。」

そして、私の剣をつんつん指差し、

「これ、買っちゃったのかぁ。」

と一言。

「そーなんだ、出品されたてだったからつい買っちゃった。」

鞘から剣を抜き一振りする私。

「あれぇ?」

また一振り・・・・

ブン・ブン・ブン・・・・何度振っても・・・

「炎が出ない。」

フレイムソード・・・剣に炎の精霊が宿った魔法剣・・・のはずなのに。

ガックリうなだれて。

「店員さん、確認済みっていてたぁ。」

目をウルウルさせセイバーを見つめる。

「ちょっと貸してみな。」

私はそのまま彼に剣を渡す・・・・目をウルウルさせながら・・・

剣を手に取り構えるセイバー。

「こいつは俺も前に使っててね。ちょっとコツがいるんだ。」

剣を一振り・・・

剣が真っ赤に染まり炎をまとう。

剣を振るたび炎が踊る。ちょっとカッコいいかも・・・

「ほいよ、本物だぜ。剣先に集中して振ってみな。」

私に剣を返すセイバー。

私はまた剣を構え・・・・深呼吸して、剣先に集中させる。

「てりゃっ」

気合の入った太刀をかますが・・・

「でにゃい・・・」

うそぉーこれって難しいよぉ・・・

「ひょっとして、魔法剣術覚える間の穴埋めにしようとか思ってた?」

セイバーの一言が、胸にぐさりと突き刺さる。

「むっ」

ぷぅと、ほっぺを膨らませむくれる私。

「図星っってところだな。いくらで買ったの?」

私はセイバーの問いに、競売場で落としたいきさつを話す。

するとくすくす笑い出すセイバー。

「笑うこと無いじゃないのさ。」

むくれている私のほっぺはさらに風船のごとくパンパンになる。

「実はな、最近落札率の低い出品物はね。品切れしているように見せかけてるんだわ。」

私の肩をパンパンたたき、

「見事に引っかかりましたな、お嬢さん。」

そう言えばあんとき相場しか聞いてなかった・・・・

「あぁー在庫確認してなかったぁ〜」

迂闊だった・・・あれほど金には慎重だったのに・・・

大金手にすると、判断が鈍る・・・

私は「金の欲望」に惑わされたのだ。

「5千ギル損したってか。我ながら情けない。」

するとセイバーは、

「その分村に回せたのにな、残念でしたな。」

全くそのとおり私としたことが・・・

「ってショーテルってそんなことまで話したんですか?」

私の問いに、

「あいつ口軽いんだよねぇ、これが。」

むう後でとっちめてやろ。

「それより持ってきた?自画像?」

あたしの問いに。

「宿に保管してるよ。」

それじゃあ。

「宿のレストランで食事でもどう?おごるよ?」

まだ1万残してるし、これも礼儀であるしね。

「ほいじゃあ」

セイバーはバザーに並べていたアイテムをかき集めて。

「こいつを、道具屋で換金してくれる?飯の足しになるしね。」

意外と気が利くじゃん。これが騎士道というやつかな?

「うん、たすかるわ。じゃあ行きましょうか」

そういうと二人は宿屋に向かう為門を入り宿屋に向かう事にした。

そしてそこで、意外な真実を知ることとなった。

第三章

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