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理由――ワケ――

いつからだろう。
本当のこと言えなくなっちゃったのは。
苦しいよ。
言いたいの、本当は。
本当は伝えたくて、伝えたくて、
堪らないの。
だれか、
私のこと、
聞いて。

そんなこと、一生許されないけど。

余生も、少ない私には、
どうでもいいことだよね。




ワガママなのかな。





理由    ――ワケ――



泣きたいよ。
思いっきり。
枯れるまで。
そんなことできないよ。
みんながいるから。
・・君がいるから・・。

いつの間にか、言えなくなった。
それは嫌。
それはいい。
物事の判断は、いつも周りを伺って、いた。

こういうことは言っちゃ駄目。
みんな傷つくから。

こういうことは言わなくちゃ。
みんなが喜ぶから。

もう子供じゃないんだから。
・・召喚士なんだから。

いつも自分に言い聞かせていた言い訳。

わかってる。それは頭で理解できている。
でも、どうしても抑えられないときって、
ほんのたまに、あるんだ。

それが、ほんのたまに、
たまたまきたとき、
君は、言ってくれたね。







「なんで泣きそうになってるんすか。」
泣きそうになんか、なっていない。
「無理しなくてもいいんすよ。」
無理なんか、していない。
「言いたいこといわなきゃ、相手に伝わらないっすよ。」
なんで、
「溜めちゃだめっすよ。」
なんで、
「・・召喚士だからってそこまで我慢しなくてもいいっすよ。」

わかっちゃったんだろ。

「そんなの、理由には、ならないっすよ。」
そんなこと
「そんなことあるっすよ。」



初めて、言われたよ。
自分は自由になれる権利があることを
君が説いて、くれた。
本当に本当に
嬉しくて、嬉しくて、
涙が、止まらなくて困っていた私を
君は
優しく

抱きしめて、くれた。






ありがとう



って伝えたかった。




君はもうここにはいない。





海へと消えた君は今


何を見て

何を感じ

何を思っているんだろう。



覚えてる?


忘れないで。










存在なんかに理由なんて







いるのかな












あとがき

前に書いたんですけど

タイトル書くの忘れて投稿しちゃって

消えちゃいました。
ほとんど違う感じになってしまいました。
なんか前のほうがだいぶいい。
お腹痛いし・・
不調です。。

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